鼻から胃カメラ

会社の健康診断で「胃にポリープがある」という結果に恐れ慄いて、胃カメラ鼻から突っ込まれてきた。なんかさー。まだ胃の中に妙な異物感があって、非ッ常〜〜に気持ち悪い。検査結果は問題ナシだったけどな。いやあ良かった。正直言うと今日の検査が終わるまでなんだか腹の具合がおかしいような気分になってたんだよ。100パー気のせいだったということだナ！

健診の結果を持ってった病院で「こんな結果が出たンすけど、何も自覚症状無いんですがね」と言うと、内科の先生は「自覚症状出てからじゃ遅いんだよ。自覚症状出ないうちに病気を見つけ出すのが目的なんだから」と呆れたように言われた。ついでにその場で血抜かれる。何かのウイルス検査だって言ってたけど忘れた。

「胃底腺ポリープ」っちゅう物で、今のところ治療する必要がないそうだ。帰ってきてからググってみたが、確かに怖い話は見つからなかった。ただ、レントゲンを撮るたんびにポリープあるぞって警告されるらしい。鼻から突っ込まれるのが毎年の恒例行事になるのかと思ってウンザリ。

前に口から胃カメラ飲んだときとどっちが楽か考えてみると、まあ普通なら細い分だけ鼻からのほうが楽って言うべきなんだろうけどな。ちょうど鼻の奥から咽喉の奥に入り込むあたりで激しくえずいて、この時はマジ苦しかった。涙と鼻水とヨダレが止まらんかった。

それにしたって最近の医療器具はすごいね。あんな細い管一本でライトとカメラだろ。胃液をどかす薬を注入したり、薬で膨らませた胃から空気吸い取ったり、何でもできるのな。これが胃の中で360度グリグリ動いてリアルタイム動画が見れるし静止画も撮れる。「ほら君の胃だよ。見て見て〜」ってんで胃カメラ突っ込まれたままモニターを見せられたけど、こっちは医者じゃねえんだから良いのか悪いのか分かんねえよ！　楽しんでる暇があったらとっとと終わってほしかったんだが声が出せねえ辛さよ。

苦しいのを誤魔化すために、チュルチュルと冷たい薬が注入されてるときに「ああっ。私のナカに何か入ってきてるぅ」とか触手陵辱系エロゲーのような台詞を脳内で思い浮かべてたのは内緒な。