クマー

本格的に攻略開始。
行く先を倒木が塞いでいて通れない。
「甘い匂い? 蟻とか?」
「何も選択肢出ないから分からん。迂回して進もう」
何度か街と往復して少しずつMAPを埋めていく。
「あそこの倒木の向こうになんか居る」
「頭だけ見えるな。何だ?」
近づくと倒木をブッ散らばして熊登場。
「景気良いな。よし、かかってこい!」
「たぶん負けるぞ。それよりさっきの倒木まで誘導すんだよ」
「あーあー。なるほどなるほど」
邪魔な木をばんばん粉砕してくれる熊。
しかしパーティーのすぐ後ろにくっ付いてくるので、雑魚戦を1ターン勝利しないと追いつかれる。
このギリギリ感が楽しい。
地下二階への階段を下りようとしたらまたワールウインド。
だが今回は様子が違う。
「おっ。おまえら」
「どうしたオッサン。息切らして。」
「地下二階でとんでもないモンスターが出た。兵士隊は全滅だ。俺はなんとかコイツを連れ出せたが…」
よく見ると血まみれの兵士をひとり、背中に担いでいる。
「あんな化け物が出るとは思わなかったぜ。こりゃあ、ミッションが発令されるかもな。じゃあな」
兵士を担ぎ直して去っていく。


「ウチらどうする?」
「様子くらい見ておきたい。糸もあるし、階段下りていきなりコンニチハもあるめえ。あったら糞」
「お前のアタマがか?」
「喧嘩すんな。…行くぞ!」
地下二階へ。