恒例の鹿

入り口から歩いていくと兵士と出会う。
ダンジョンの中だというのに弛みきった雰囲気。
「緊張感ねえな」
「この小迷宮にいるのは仔鹿くらいだよ、楽なもんだ」
……鹿、だと?
脳裏を横切る過去の記憶。
「決まったわけじゃない。だが慎重に行こう」
進んでいくと確かに角が小さい仔鹿がピョンピョン跳ねている。見てるだけならかわいい。
だからと言って自分から突っ込むようなことはしない。
MAPを埋めつつ、レベルを上げ、店の商品を増やしていく。
MAPが完成したところでもう一個の小迷宮へ向かうことにする。