深霧ノ幽谷
あっち行って向こう行って…を繰り返しているうちに 今度は鳥に遭遇。 「でけえ鳥だな。ダチョウか。ありゃあ」 「モアってやつじゃねえかなあ」 再びワープで華麗に回避。 「お。階段発見!」 地下三階へ。
「はい、そういうわけで我々は再び迷宮を訪れています」 「どこ向いて言ってんだよ」 「なんだか久しぶりな気がしますね」 「何すりゃいいんだっけ?」 ひとしきりウダウダやった後、やっと迷宮へと向かう。 地下二階。 細い長い通路をおっかなびっくり進ん…
タルシスまで戻ってくる。ワールウインドと街の出入り口ですれ違うが、 あいつは信用できないので何も教えてやらん。冒険者なら手前の足で稼げ。 ひとまず辺境伯のところで事情説明。 「なんと! そのような人々がいたとは…しかも人間を信用しておらぬと。ふ…
すぐにでも追いかけたいところだが、こちらにも準備がある。 最悪戦いになることも考慮してしばらくレベルアップと装備の新調に専念。 だいぶ力もついてきたと判断し、階段を降りていくことにする。 着いたのは和風と中華風を混ぜこぜにした様な奇妙な集落。…
さらに進むと迷宮のド真ん中に幼女ひとり。 「こんな場所に幼女。解せぬ」 「トラップだろ絶対。かと言って無視もできん。こっちの振る舞いを誰かが観察してる可能性もある」 「性質の悪いゲームマスター相手にしてんだなお前ら…」 とりあえず善人ぶって声を…
「密林とか原生林とかの言葉が似合いそうな迷宮だな…」 壁の低い部分には赤い花が鬱蒼と茂っている。 赤い花…赤い花…。 「今考えてること当ててやろうか?」 「わざわざ言う必要はねえよ」 予想通り、【危険な花びら】が襲いかかってくる。 装備が整っていな…